上手な美味しい餅のつき方

餅つきは食べて美味しいもち米選びと、みんなで楽しくが基本です。

美味しい餅を作るには、餅のつき方もち米選びが必須です。ご自分でもち米を選ぶ場合は、お住まいの地域で美味しいと言われてるもち米を農家に聞かれるのが一番良い方法です。農家から直接購入もできます。 当店使用の月見餅についてはこちらからどうぞ。
餅つきはみんなで「ワイ、ワイ」言いながら楽しくつきましょう。餅つきに失敗しても笑いながら食べるのが鉄則です。それがまた楽しくもあります。

  • 美味しい餅のつき方:もち米選び基本3条件
    • 1.もち米を蒸かして餅つきをして良く練れる(良くつける)こと
      • 良く練れる餅(良くつける餅)とは、つき上がった餅を「こぶし大」に千切って置いた場合、自然に横に伸びて広がってしまう餅が良く練れるもち米です。
      • 練れない餅とは、上記の反対の千切ったままの状態(○のまま)の餅を指します。 しかし、農家ではTPOに合わせ「おごわ、お供え餅」などを作る時は、わざとこちらを使用する場合がままあります。
    • 2.つき上がった餅が真綿のように白くツルンとした餅
    • 3.つきたて餅を食べた時の美味しさ、餅のかすかな甘みと良く伸びコシがあり、ノド越しが良い餅
    • 上記のもち米選びの3条件は品種により違いがあります。

"餅のつき方手順"

餅つきは、冬の餅のつき方手順の詳細です。

  1. 餅つき手順重要ポイント:もち米を研いてつけ置き
    • 餅のつき方:重要ポイント1 最低気温が2度前後の地域は2日間、0度以下の地域は3日間以上のつけ置きをしないと蒸したときにガンダのようになって、餅つきをしても餅にならずとても食べられません。
  2. 家庭用餅つき機(蒸す、つく兼用)で餅をつく場合
    • もち米の浸け置きの量に注意して下さい。二升づきの機械ならば、内輪の一升八合が無理せず上手に餅がつける量だと思います。(蒸すための水は必ず多めに入れて下さい。)
  3. セイロでもち米をふかして餅をつく場合
    • 釜に水を張り(釜に水8分目)火を入れて沸騰させます。(沸騰するまでの間に下記の作業を進めます。沸騰時間はおよそ20分前後
  4. もち米の水切り
    • 餅のつき方4:もち米の水切り 浸したもち米をザルに入れて一度、水で流して水を切り5分程度そのままにして置きます。
  5. もち米をセイロに入れます
    • 家庭用の餅つき(蒸す、つく兼用)は、使用書に従って作業を進めて下さい。
  6. もち米をふかします
    • 餅のつき方6:もち米をふかす 釜のお湯が沸騰したらセイロを乗せます。セイロを乗せてから8分前後で、息(蒸気の事)が勢い良く吹いてきます。(セイロを乗せ、息が吹いたら5分前後はそのままにします。)
  7. 餅つき手順重要ポイント:しゃもじ確認
    • セイロの蓋を取ってもち米がふけ上がったかどうか(炊けたかどうか)を、しゃもじ確認をします。しゃもじをセイロの中に入れて確かめます。
  8. セイロしゃもじ確認その1
    • 餅のつき方8:しゃもじ確認 左写真のようにしゃもじの入れる場所は真ん中ではなく端の回りにムラのないよう数箇所セイロの底まで入れます。(ふけ上がるのが、内側より外側が遅いため)
    • しゃもじの感触がご飯が炊けた時のような感触ならOK牧場。良くふかさないと練れなくブツブツした餅になります。ジョリっとする感触ならば蓋をしてふけ上がるまで待ちます。3〜4分後に再度しゃもじ確認
  9. 家庭用餅つき機のしゃもじ確認2
    • 家庭用餅つき機の「しゃもじ確認」もセイロと同様に確認します。餅つき機の自動タイマーに頼らず必ずフタを取って確認してください。
  10. 餅つきを始める
    • 餅のつき方10:餅をつく ふけ上がったら餅つきを始めます。餅がつき上がるまで、およそ10分前後かかります。
    • 餅が「まーるく」なって表面が「プルン、プルン」(写真)となったらつき上がりです。
  11. 濡れ軍手を使って餅を取る
    • 餅のつき方11:軍手で餅を取る 餅つき機から餅を取る時は、水を十分にしみ込ませて軽く絞った濡れ軍手を使うと熱くなく、軍手にも餅がつかなく小さく切る時などに大変便利です。是非お試しください。
  12. つき上がった餅は一旦、桶、タライなどに餅をとります。(桶、タライは水で濡らしておきます。)
  13. お好みに合わせて餅の加工をする
    • 餅のつき方13-1:手のし餅 あらかじめ木板に餅取り粉たっぷり敷いて置きます。(餅つきが始まった時に準備すると良いでしょう。)
    • 餅は熱く柔らかい内にのし餅、お供え餅、かきもちを好みに合わせて作ります。すぐ食べる餅はそのまま桶に残します。(濡れ軍手を使用して小分する)
    • 成形する時(左写真)は素手餅取り粉をタップリつけ成形します。
      のし餅は、手のひらで「ペタ、ペタ」たたく感じで外側に広げながらのします。
    • のし餅冷めてからビニール袋に入れて、一昼夜、餅のつき方13:のし餅寒い場所に置いて固めてから切り餅にします。
    • 「のし餅」をビニール袋に入れない場合は、餅の上にビニールなどを被せましょう。
    • 被せなければ餅の表面だけが乾いて堅くなり、切りずらく、焼いた時に「プーッ」と膨らまなくなる恐れがあります。
  14. 餅のつき方オススメ保存:熱々つきたて餅の保存方法
    • 餅のつき方14:餅の保存 つき上がった餅は電子ジャーの中に入れて保温にしておくと、6時間以内は熱々の「つきたて餅」が食べられます。(是非お試しください。)

以上が餅のつき方の手順です。尚、ご質問はここのお問い合わせフォームからどうぞ。

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